浦東新区の陸家嘴エリアで、超高層ビル「上海センター(上海中心)」の建設が年内にも着工できる見通しとなった。
同ビルの建設プランはまだ未確定だが、地上118階・高さ580㍍というプランも提出され、これが実現すれば中国台湾の「台北101」(508㍍)を抜き世界最高のビルになると大きく報じられた。現在、審議会がプランを選考中で、提出された9プランを4つに絞っている。年内に着工した場合、竣工は2010年の予定。
ビルの建設面積は約2万平方㍍で、完成後はオフィスやホテル、商業施設を備えた総合施設となる。建設資金は54億元に上り、上海城市建設投資開発、上海建工グループ、陸家嘴股?公司が合同で出資する。
なお陸家嘴では、完成後は市最高の492㍍の高さとなる「上海環球金融中心」が建設中。「上海センター」は同ビルと金茂大厦に隣接するため、完成後は上空から見ると超高層ビルによる「品」の字を形成することになる。(2月16日)
~上海ジャピオン2月22日発行号より