上海博物館が永久無料開放 今後も開放政策進む見込み

 中央政府の方針を受けて、無料開放制の導入を決定していた上海博物館など市内4つの博物館・記念館が、3月10日(月)から今後永久的に参観を無料にすると発表した。国民に文化的教育を広めるのが狙いで、今後国内でこうした博物館の無料開放が進むと見られている。
 市内で開放されるのはほかに、中共一大会址記念館、魯迅記念館、陳雲故居曁青浦革命歴史記念館。開放に際し、安全や秩序のため、予約と整理券による入場管理を行う。70歳以上の老人、未成年者、身体障害者は優先入場できる。入場管理は徐々に緩める予定で、最終的には無制限の完全開放を目指す。
 また、市内の他の博物館・記念館・美術館なども、無料開放の実施のほか、入場料の引き下げや無料開放日の設定などで、政府の方針を履行していくものと見られている。市では無料開放の告知と共に、ウェブサイトで参観ルールを公開するなど、市民のマナーの向上にも積極的に努めていく方針。(3月4日)

~上海ジャピオン3月7日発行号より

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