上海航空、東方航空、南方航空、中国国際航空は4月20日より、虹橋空港を離陸する全ての国内便で、チェックイン締め切り時間を従来の30分前から45分前に早めた。安全検査の強化により、搭乗までの手続き時間が長くなったことへ対応したもの。
虹橋空港では、先月からの国内線安全検査の強化により、手続き上のトラブルや、手続きが長引いたことによるフライト遅延など、相次ぐ混乱が出ている。上海航空によれば、1日平均50人前後が、こうした搭乗トラブルを引き起こす原因となっている。
安全検査の強化は、主に液体物の持ち込み制限を厳格化する点で実施されている。しかし同空港の安全検査部門の統計によれば、1日の出発便利用者約6万人のうち、4人にひとりが化粧品やライターなどの機内持ち込み禁止品を持って搭乗しようとしている。同部門では、持ち込み禁止品をきちんと確認したうえで搭乗するよう、乗客に呼びかけている。(4月17日)
~上海ジャピオン4月25日発行号より