上海市黄浦区南京東路にある「南京路歩行街」で、最近、大勢の
中高齢者が集い、合唱をしたりダンスをしたりするなど、賑わい
を見せている。
同歩行街では、毎晩18時頃になると、中高齢者が集まり始め、大小
様々なグループを形成。
多い時には500人以上が集い、合唱を楽しむほか、民族衣装を
身につけ、歌い踊る一団の姿も見られる。
市内に住む中高齢者層には、合唱愛好家が多く、参加者の中には
「若い頃に流行した曲を歌うと、当時に戻ったような気がする」と、
昔を懐かしむ声も聞かれる。
こうした〝露天カラオケ〟現象に対し、専門家は、市内の高齢者
用娯楽施設の不足が原因と指摘する。
(10月23日)
~上海ジャピオン2012年10月26日号