上海市では、旧暦の大晦日に当たる
2月9日(土)夜から、市内における
微小粒子状物質「PM2・5」の濃度が
急激に上昇し始め、重度の大気汚染レベルに達した。
汚染の原因は、翌10日(日)の春節を祝い、
市民による花火と爆竹の使用量が増加したため。
汚染悪化は、年が明けた翌0時~2時頃の時間帯が顕著で、
PM2・5濃度は1立方㍍当たり524㍃グラムに達した。
その後は下降傾向となり、
17時頃には61・4㍃グラムまで下がった。
市における、旧暦の大晦日から春節にかけての
使用済み花火・爆竹の総量は、
700㌧に上ったが、昨年比で約200㌧減少。
市緑化景観環境衛生管理局は、
3万人の清掃スタッフを用意し、
10日(日)0時からゴミ回収を行った。
なお、新年5日目に当たる14日(木)の
花火・爆竹によるゴミは、約1000㌧だった。
(2月18日)
~上海ジャピオン2013年2月22日号