逸夫舞台で転倒し骨折 劇場に賠償金支払い命令

 歴史ある京劇場「逸夫舞台」で、照明が暗かったために通路で転んで骨折したとして、60歳の女性が同劇場を相手取り、慰謝料など計2・7万元の損害賠償を求めた訴訟の判決が黄浦法院で開かれ、裁判長は同劇場に対し、2400元余りの支払いを命じた。
 女性は昨年12月16日午後、同劇場で演劇の休憩中に席を離れた際に通路の階段に躓き、右前腕部(とう骨・尺骨)を骨折。この時、劇場内は暗く、案内灯もない状態であった。
 裁判長は、「劇場の安全面に問題があった」としながらも、「女性は何度もこの劇場を訪れており、劇場環境を知っていたはず。自身でも安全を意識する必要があった」と言及した。
(11月25日)

~上海ジャピオン11月28日発行号より

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