上海市松江区泗涇鎮付近にある川で、4月初旬から、
大量の魚の死骸が浮いているのが見つかり、
同区水務部門などが回収に当たっている。
4月6日(土)時点で、1000匹以上、
重量にして約300㌔が回収されたが、
検査の結果、川の水質に異常は見られなかった。
死んでいたのは、体長5、6㌢の小型の魚種が中心。
同部門と環境保護部門は今回の出来事について、
工業排水による水質汚染や有毒物質、
農薬の混入などの可能性はないとしている。
なお原因に関し、同区環境監督調査支部は、
水中に電気を流す漁業用電気ショッカーの使用や
気候の影響によるものとみて調査を進めている。
付近の住民の中には、腐乱臭が弱い魚を食用に
持ち帰った者もいたが、関係部門は、原因が解明されるまで、
死んだ魚を食べないよう、注意を促している。
(4月7日)
~上海ジャピオン2013年4月12日号