上海市内の不動産業者によると、最近、賃貸物件の家賃が急激に上昇しており、新卒生が物件探しに苦戦していることがわかった。
国家統計局によると、賃貸物件の賃料は、2010年以来上昇の一途を辿っている。今年6月末時点で昨年同期比14・8%上昇し、今年上半期の市の中古物件賃貸価格は昨年に比べ5・9%増。就職内定済みの新卒生の4割が、職場近くに物件を探すものの、月4000元程度の初任給に見合った物件が見つからない事態が続出している。
専門家は、毎年5、6月に学生の部屋探しが集中し、賃料のさらなる上昇を招くと分析する。(7月21日)
~上海ジャピオン2013年7月26日号