上海市気象台は、7月27日(土)12時頃、市徐匯区観測地点で、観測史上最高気温となる40・6度を記録したことを発表。市の最高気温記録は、1934年7月12日以来、79年ぶりに塗り替えられた。
同日、同気象台は高温警報として最高となる「高温赤色警報」や、雷、暴雨など計4つの警報を発令し、市民に注意を呼びかけた。市では15時頃に突然の大雨に見舞われたほか、普陀区や宝山区では雹が降り、気温はおよそ2時間で27・4度まで下がった。
また連日の猛暑により、市内各医療機関では、胃腸外科の患者が急増。うち7~8割が食物の衛生問題や、空調設備の過剰運転による嘔吐、下痢などを訴え来院。医者は、室内を25~26度に保つよう注意を促している。
なお、同気象台の予測によると、7月末~8月初にかけ、熱帯高気圧が再び勢力を強め、市の気温は40度前後を保持する見込み。(7月29日)
~上海ジャピオン2013年8月2日号