PM2・5は経済へ悪影響か  年間平均濃度、約60㍃グラム

上海市の復旦大学の「PM2・5」プロジェクトチームは、近日「上海PM2・5排出量減少のための経済政策」報告書を作成、「PM2・5」などの環境問題は経済にマイナス影響を与えるため、早期の構造改革が必要と発表した。

同報告では環境観測部門によるデータをもとに、市におけるPM2・5年間平均濃度を、1立方㍍当たり約60㍃グラムと算出。またPM2・5排出の主な原因のうち、31%を占める交通運輸状況を改善すれば、15年以内に年間平均排出量を25㍃グラムに抑える可能性があるとする。

そのほか春節休暇期間中に市で排出された爆竹ゴミは、昨年同期比で約2割減少。このためか、最近、市内各地でPM2・5濃度の改善が見られている。(2月10日)

~上海ジャピオン2014年2月14日号

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