マレーシアで上海女性誘拐  犯人はフィリピン武装勢力か

マレーシア・サバ州にて、4月2日(水)22時頃、上海市籍の女性観光客1人と、フィリピン国籍の女性ホテルスタッフ計2人が、何者かにより誘拐される事件が起きた。

上海人女性は29歳で、同僚の女性とともに1日(火)から同州の「シンガマタ・リーフ・リゾート」を訪れていた。同日、2人は18時頃ホテルに到着、入浴を済ませた被害者の女性が先に戻っていたところを襲われたとみられる。

目撃者によると、犯人グループはモーターボートで現れ、2人を連れて逃走。フィリピンの武装過激派との見方が強まっている。

なお海外メディアによると、2人は6日(日)、犯人グループの拠点であるフィリピン南東部のホロ島におり、安全が確認されている。サバ州警察は4日(金)、事件への関与があるとみられる男3人と女1人を拘束。中国外交部はマレーシア警察に対し迅速な対応を依頼、マレーシア、フィリピン両国政府が協力し捜査中。(4月7日)

~上海ジャピオン2014年4月11日号

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