ハンバーガー用パテ改ざん  米親会社、全商品回収を決定

上海市食品薬品監督管理局は7月26日(土)、期限切れ鶏肉で問題となっている「上海福喜食品有限公司」に関し、ハンバーガーに使われる「燻製風味パテ」の賞味期限を改ざんしていたことが新たにわかったと発表した。

同品は、昨年5月に製造されたもので、これまでに3030箱が販売済み。当局は同品78・1㌧のほか、ナゲット18㌧、ミニステーキ48㌧を押収、サンプル検査を行っている。

また同日、同社の親会社、米食肉大手「OSIグループ」は、すべての同社製品回収を発表。「顧客と消費者の信頼を取り戻し、政府の調査に協力するため」という。

同グループ本部は市に調査サポートチームを続々派遣、同局と協力して徹底した内部調査を実施。不正があった場合は現任・前任を問わず、訴訟を含む厳しい措置を採るという。なお同グループ総裁シェルダン・ラビン氏も、28日(月)同局を訪れ、謝罪した。(7月29日)

~上海ジャピオン2014年8月1日号

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