上海市公安局は8月8日(金)インターネット上で、エボラ出血熱に感染した患者が市浦東新区人民病院に入院しているとの虚偽情報を流した人物を逮捕、公序良俗に反する行為をしたとして、5日間の行政拘留処分を科した。
同局の調べによると、容疑者は3日(日)「アフリカ帰りの男性がエボラ出血熱感染疑いで入院。患者は、外出もしているので要注意」との内容をミニブログ「微博(ウェイボー)」に書き込み、ほかのユーザーによる転載が横行した。また同区衛生及び計画出産委員会は、2日(土)にナイジェリアから帰国した中国籍の患者が、発熱のために同医院に入院したが、同感染症の症状を呈する出血や消化器系の異常などは見られず、感染の疑いはないとしている。(8月9日)
~上海ジャピオン2014年8月15日号