上海市浦東新区では8月22日(金)、全国に先駆けて電気・水道・ガス料金のメーターを自動で長距離転送するシステムの試験運用が開始された。
今回の試験運用は、同区にある集合団地「仁恒森蘭雅苑」にて実施。市ではこれまで、ライフラインの世帯使用料を、各社スタッフが設備のある住宅などに直接赴いて計測、料金を請求していた。しかしこの度業種間の垣根を越え、料金データを電力会社に自動送信するシステムを構築。住民は、テレビを通じて使用量確認と料金支払いを行い、団地内にも支払用端末が設置される。
今回の運用は、中国国内初の試みで、同団地内24世帯が対象。なお将来的には3種の料金をまとめ、使用料支払いをより簡単にする見込み。(8月23日)
~上海ジャピオン2014年8月29日号