無許可で違法タクシー業務を行い、警察の処罰から逃れるために逃亡劇を繰り広げ警察官に重傷を負わせたとして、22日、李城明被告(25)が浦東検察院より起訴された。起訴内容は、道路交通法違反、公務執行妨害及び殺人未遂。
事件は昨年12月29日、羅山路で起きた。李被告はバス専用停車場に車を停車。タクシーの無許可営業の発覚を恐れ、車を急発進させた。その際、誤って近くにいた警察官に衝突。警察官はとっさに車両のワイパーに掴まったが、李被告はその後、警察官を乗せたまま3㌔に及んで蛇行運転を続けた。
李被告は当時の状況について、ワイパーに掴まった警察官を振り落とすために蛇行運転に及んだと話しているという。
事件は、事態を察した近くを走行中の一般車両やタクシーらの協力によって解決した。
ワイパーに掴まっていた警察官は、車両停止後、近くにいた市民らによって保護。脳外傷、脳震盪のほか、肘と膝にも重症を負っているという。(4月23日)
~上海ジャピオン4月28日・5月5日合併号より