女性教師のミニスカート着用禁止 上海師範大学の規定に賛否

上海師範大学の大学規定である「女性教師の教室内でのミニスカート着用禁止」が、自由の拘束にあたるとして物議を醸している。
これはことし3月、同大学で始まった女性教師の華美な服装の自制を求める「百名女教師緑葉行動」という活動によって定められたもの。そのほか、ノースリーブやへその見える服装、スリッパの着用も禁止となっている。
服装のほかには、授業開始時間の厳守、授業中の携帯電話使用禁止などもある。
同大学の婦人委員会の常務副主任を務める銭建萍氏は、「2010年の世界博覧会の開催に向け、基本的なマナーの徹底が求められている。私たち教師も自覚ある行動をとっていかなくては」と語った。
また、復旦大学で社会学教授を務める張楽天氏も、「職業にはそれぞれ目的がある。学生の信頼を得てこれを正しい道に導くことが求められる教師にとって、この規定は有益なものである」と賛同している。
(5月9日)

~上海ジャピオン2006年5月12日発行号より

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