上海市郵政速逓物流公司で、最近、日本から2014年10月下旬~11月下旬にかけて送られた船便の郵便物が約3カ月間放置され、未配送だったことが判明した。
調べによると、インターネットで購入された商品を載せたコンテナ301台のうち、287台が市外高橋地区に置かれたままであった。未配送の原因について同公司は、上海税関が日本からの船便郵便物の通関手続きを一時的に停止したためと主張。
これに対し上海税関は、昨年12月15日(月)に同公司から貨物の通関申請を受け取り、同日中に手続きを完了したものの、引き取られたのは14件のみで、残りの287台は引き取られないまま放置されたと説明している。なお通常の税関手続きは3日ほどで完了する。今回、同公司が支払ったコンテナの引き取り遅延による貨物保管超過料金は、800万元に上るという。
また市民の間では、昨年同時期にドイツから購入した商品がまだ届いていないとの声や、貨物の盗難被害も報告されている。(2月6日)
~上海ジャピオン2015年2月13日号