上海市では最近、気温変化の幅が著しく大きくなっている。4月2日(木)8時頃には最高気温が20度、その後31度まで上昇したが、夕方頃から突如天候が崩れ始め、雷雨に見舞われた。
市では3月31日(火)~4月2日(木)にかけて、3日連続で最高気温20度を突破。しかしながら3日(金)には17度に下がり、7日(火)はさらに低下、最低気温が6度を記録した。
市気象局関係者はこれについて、春は天気が不安定になり、今年は特に寒気と暖気が交互に流れてきたことにより気温差が拡大したものと分析。4月上旬に30度を突破するのは稀で、1946年以来と話す。なお、7日(火)以降の天気・気温は、徐々に回復する見込み。
市では、急激な気温上昇に伴う事故も発生。松江区で1日(水)、1歳7カ月の女児が、高温の自家用車内に数時間閉じ込められ、熱射病により死亡。父親によると、娘を車内に置いたまま外出、戻ると娘がぐったりしていたため病院に駆け込んだが、治療の甲斐なく死亡したという。(4月3日)
~上海ジャピオン2015年4月10日号