レストランの無料のお茶に注意 不衛生で身体に悪影響?

 日本の飲食店と同様、上海でも飲食前に無料のお茶を提供する店が増えている。しかし一部で、コスト削減のために、不衛生で質の悪い茶葉を使用していたり、農薬残留量や重金属含有量が規準を超えているお茶を提供したりしているケースが見受けられるという。 
 中国質量万里行促進会では5月10日、今年15号目の消費者警告を発表。飲食店で提供する無料のお茶に、注意を払うように呼びかけた。
 悪質な無料のお茶には、茶葉でなく枝や茎の部分だけを使ったものや、大量の香料を使って香りを出しているもの、同じ茶葉を何度も使用してほとんどお湯のような状態になっているものなどがある。
 専門家は、「茶葉の品質に関しては、国が厳格な規格を決めている。悪質なお茶は、この規格に不適合であるだけでなく、ゴミが混入しており不衛生」と説明。
 また、市茶葉学会の秘書長は、「こういった悪質のお茶を長期にわたり飲用すると、肝臓や腎臓に支障をきたす」とし、「無料のお茶を提供された場合は、香りのきついものや異臭のするものは避け、お茶の色が薄いものは絶対に飲用しないように」と注意を促している。(5月11日)

~上海ジャピオン2006年5月19日発行号より

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