上海市を含む中国各地では2月20日(水)、各小中学校で新学期を迎えた。これに当たり、市閔行区の公安局は最近、各派出所の警官が道路上だけでなく、各学校の校門前や居住区、商業エリアなどの交通整理も担当するようになったことがわかった。
同制度は、交通警察の管轄領域を広げることで、生徒の送り迎えで往来する保護者の車両渋滞緩和などを目的とするもの。今までは管轄外という理由で、警察官が校舎周辺で交通整理に当たらず、混雑などを招いていた。しかしこの取り組みにより、校舎周辺で駐車スペースや一方通行規制を設け、ピーク時の混乱を解消。今後市全域での実施を見込んでいる。
そのほか、市市場監督管理局は最近、市内にある小中学校を対象に、厨房内に新監視システム「天鷹」を試験導入。マスクや手袋の着用有無などを常にチェックし、衛生管理を強化していくと言う。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2019年3月1日発行号