看板には必ず中国語表記を 新たな表記方法、新天地で浸透

 新天地の多くの店舗で、店の脇や上部に掲げる看板の近くに、中国語による表記を補足したいわゆる「サブ看板」を、設置することになった。この「サブ看板」の表記は、ことし3月1日から実施されている「国家通用語言文字法」に則ったもの。 
新天地は、国内でも有数のファッション発信地で、10を超える国・地域から集まった商店やレストラン・バーが並んでいる。そのため、看板を外国語でしか表記しない店舗も多かった。
新天地を管理する瑞安グループは、盧湾区関連部門の通達と経済貿易委員会の指導を受け、各テナントに「国家通用語言文字法」に則って中国語表記を必ず併記するように伝えた。
世界各地で統一しているブランド表記に、中国語名を付け加えることに同意しないテナント側もあったが、瑞安グループは「規則に合わせない場合は撤退させる」という強硬姿勢を崩していない。本部の同意をえて、この方針に従ったフェラーリ直営店の責任者は、「郷に入れば郷に従え」と述べた。
 なお、「サブ看板」の作成費用はすべて新天地側が負担する。瑞安グループは、今回の「サブ看板」設置について、一部の観光客を遠ざけていた外国語表記のみの看板に比べ、客が自由に店を選べるようになった、とその効果を説明している。
(6月12日)

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP