グーグル子会社のNiantic社らが開発し、米国などで人気のゲームアプリ「ポケモンGO」に関し、上海市浦東公安分局網絡安全保衛支隊が最近、同アプリの使用について市民に注意を呼びかけた。
このアプリは携帯のGPS機能と連動し、マップ上に現れたポケモンを現場に行って捕まえるといった体験ができる。最近米国では、ポケモンが出現する位置が民家や警察署を指したことによる不法侵入などの被害が出ている。
浦東公安分局は、同アプリは市を含む中国国内では未配信なものの、海外版や海賊版が出回る恐れがあると指摘。ゲームに熱中するあまり、公務執行妨害などが発生しないよう注意している。また出所不明なアプリはダウンロードを控えるよう呼びかけた。
また市では「上海市反電信網絡詐騙センター」が7月17日(日)に正式に運用開始。今年3月の試験運行以降、7000万元余りのネットやSMSによる詐欺被害を防いだことがわかった。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2016年07月22日号