上海市金山区から浙江省舟山へ初就航となった水上飛行機が7月20日(水)正午過ぎ、離水に失敗し、上海と杭州を結ぶ滬杭高速道路の橋に衝突、大破する事故があり、5人が死亡、5人が負傷した。
この飛行機は「幸福通用航空」が所有するプロペラ式の水上飛行機で、機内にはパイロット2人と乗客8人の合計10人が搭乗していた。この日は、観光名所である舟山と上海を結ぶ遊覧飛行サービスの初日で、乗客は取材のため搭乗した記者や、それに同行した金山区の職員だったと言う。
また中国民用航空華東地区管理局によると、今回事故を起こした水上飛行機「B―10FW」の航空機の残骸とエンジンはすでに回収済み。事故原因を追究するため、ブラックボックスを中国民航科学技術研究院に送り、事故当時の客室の音や飛行データなどの分析を行っているとしている。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2016年07月29日号