上海市浦東新区で、結婚式場の予約やブライダル用品の販売を行う展示会「第34回中国婚博会」が8月27日（土）に開催され、その席上で、不動産、車を除く市での結婚費用が平均34万元であることが明らかになった。

この数字は、同展示会の主催会社が、市で結婚式を挙げる5万人に対し調査を行い算出したもので、武漢市や成都市に比べ2倍近く高くなっている。また結婚費用のうち披露宴での食事代が65％を占め、披露宴の規模は平均20テーブル、1テーブル当たり8000～1万元。なお同展示会には13万5000人のカップルが訪れ、期間中に成約したブライダル用品などの総額は10億元に上ると言う。

一方上海市、北京市、広州市などでは、顧客の不動産購入を助けるために偽装結婚を斡旋するブローカーが横行している。独身者に対する不動産購入制限をクリアするため、入籍相手を5万元ほどで紹介し、不動産購入後に離婚手続きを踏むと言う。

（写真は新浪より）

～上海ジャピオン2016年09月02日号