タクシーの電話予約費 「大衆」以外は未徴収を維持

 大手タクシー会社の「大衆」が、6月17日より、タクシーの電話予約に対して4元を徴収するようになったが、「巴士」、「錦江」、「強生」のタクシー会社3社では、現時点では電話予約費は徴収しない意向を示している。
 大衆によると、電話予約費の徴収開始以降、同社では、以前と比べ電話予約の割合が20%減少した。これまで大衆を使っていた人が、巴士、錦江、強生を中心とする他社に流れたものとみられており、特に短距離の利用客にその傾向がある。
 業界関係者は、「3キロ以内の短距離であれば、予約費と走行費で15元かかることとなり、6月の値上がり以前と比べると、支出が5元増える」とし、巴士の責任者も「電話予約費を徴収すれば、短距離利用客は当然不満を示す」として徴収を踏みとどまっている情況だ。
 大衆側は、「短距離利用客は減少したものの、長距離利用客の電話予約は以前と変わらない。中には、電話が通じやすくなったという声もある」と話している。
(6月21日)

~上海ジャピオン6月30日発行号より

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