中国人民銀行上海総部は２月16日（木）、上海市の預金と融資に関する統計を発表。今年１月、市内各銀行が各企業に対して行った融資額が計６万１４００億元に達し、初めて６万億元を突破したことがわかった。

同月の各銀行の貯蓄額は計10万９４００億元と、昨年比５・１％増加。中でも個人の貯蓄額が計８４６億元、昨年比約３７７億元増加し、過去２年間で最高の伸びとなり、融資については、サービス業、不動産業、製造業、運輸・郵便業、卸売・小売業が主な融資先となった。デベロッパーに対する融資は約２４４億元で、前月比約２７５億元増。個人住宅ローンは約２３４億元で、昨年比約１１２億元減少した。

また大手企業サイト「聯商網」らによる統計では、２０１６年に市にオープンした商業施設は約45カ所で、全国１位。そのうち約半数が、外環線外の市郊外に位置していると言う。

（写真は東方ネットより）

～上海ジャピオン2017年2月24日発行号