上海市黄浦区のショッピングモール「来福士広場」内のドリンクスタンドや、その向かいにある人民公園内のケーキ屋で最近、毎日3~5時間の行列ができていることが話題になっている。
同モール内のドリンクスタンド「喜茶」は2月上旬に開店。中国茶の上にクリームとチーズを加えたドリンクが人気で、深セン市などで既に話題となっており、開店以降毎日3~4時間待ちの行列ができていると言う。また同モールの向かいにあるケーキ屋「鮑師傅」も同じく北京市で著名な店で、2月上旬の開店から3~5時間待ちの行列が続いている。復旦大学社会学教授はこの現象に対し、「行列に並ぶことが、一種の娯楽と化している」と分析する。
一方両店の人気ぶりを受け、代行で商品を購入したり、行列に並んだりするダフ屋が横行。100元程度で購入代行を請け負うと言う。
そのほか上海市文化事業管理処らは最近、「2016年上海文化産業発展報告書」を発表。2016年度の市の映画興行収入は約30億3700万元で、昨年度に比べ3・3%増加したことがわかった。全国の映画興行収入は約457億元で、3・7%の伸び。またほかの娯楽産業では、生放送を配信するサイトを運営する企業が台頭した。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2017年3月3日発行号