上海市普陀区にある玉仏寺が9月2日(土)~10日(日)、主殿をそのままの形で移動させる曳家工事を行うことがわかった。
今回の工事では、主殿「大雄宝殿」を室内に仏像などを置いたまま北に30㍍66㌢移動。その後、主殿があった場所の基礎部分を1㍍5㌢盛り上げ、耐震性を高めると言う。地下の基礎工事は今年5月から開始していた。
同寺では、年間の参拝客がのべ200万人を超え、単日では旧暦の大晦日や新年に10万人超えを記録。1882年に建立され、135年の歴史を持つ。一方で建物の老朽化が進み、防災・耐震性が懸念されていた。
~上海ジャピオン2017年9月1日発行号