上海市を含む全国各地で3月2日(金)、旧暦1月15日に当たる「元宵節」を迎え、市黄浦区の「豫園」内にある「寧波湯圓店」では、「湯圓」の販売数が1日10万個を超えたことがわかった。
中国では、元宵節に家族円満を願い、餡入り白玉団子である「湯圓」を食べる習慣があり、同日は湯圓の老舗店である同店に客が殺到。同店では深夜2時から準備を開始し、できたての湯圓を提供したと言う。また湯圓の餡は、黒ゴマとブタ肉、ナズナを用意。中でも黒ゴマ餡が販売量の6割を占め、最も人気だった。
また金山区にある「楓涇古鎮」では、ランタンになぞなぞを書き、見物客にそれを解かせる元宵節の伝統的な遊び「灯謎」を実施。中国風の長廊下に、1000個のランタンが並ぶ幻想的な風景が広がった。また嘉定区の「南翔老街」でも「灯謎」を催し、小学生と幼稚園児が手作りしたランタン300個が並んだ。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2018年3月9日発行号