夏休み中の小中学生を対象にした上海伝統遊戯の無料講座が、8月6日(日)、襄陽公園で開かれた。小中学生30人ほどが講座開始30分前に集まるほどのにぎわいに、主催者も驚きを見せた。
紹介されたのは、「滾圏子(輪転がし)」「抽陀子(コマ回し)」など、ひと昔前に、上海の路地裏で子どもたちを熱中させた遊び。子ども連れで訪れた親たちが、懐かしそうに遊ぶ姿も見られた。
同講座の責任者・朱潔さんは、「最近の子どもたちは、テレビやパソコンの世界に引きこもりがち。こうした昔ながらの遊びを通して、家の中で孤立しがちなひとりっ子が友達の輪の中に入ってくれれば」と話した。また、親の時代に流行した遊びを教えることで、世代間の交流を促すという利点も説明した。同講座は、6日以降も、毎週金~日の午後3時半から開かれる予定。
(8月7日)
~上海ジャピオン8月11日発行号より