上海市政府は1月31日(木)、ゴミ分別に関する新条例「上海市生活垃圾管理条例」を可決。7月1日(月)から同条例を施行すると発表した。
同条例では乾燥ゴミ、湿ったゴミ、リサイクルゴミ、有害ゴミの「四分法」に基づきゴミを分類することを明記。湿ったゴミには食品や植物など、腐敗しやすいものを含む。またゴミ分別の管理者は、居住区や公共エリアなど場所に応じて指定する。
個人がゴミ分別を行わなかった場合は最高200元、組織や団体など管理者の場合は最高5万元の罰金を徴収。また飲食店・デリバリースタッフが使い捨て箸を過剰に提供した場合や、宿泊施設が使い捨て日用品の提供をやめない場合、500元以上5000元以下の罰金となる可能性がある。
ほか、黄浦区の居住区「保安坊」では2月22日(金)、ICカードを用いたスマートゴミ箱「智能垃圾分類系統」を設置。居住者は、カードを使ってゴミ箱を開錠し、ゴミを捨てる。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2019年3月1日発行号