8月25日（金）、江蘇省、山東省、安徽省などの上海蟹販売業者が、市内で上海蟹の販売を一斉に開始した。そのうち、高淳湖産が、例年の２割増し以上の高値をつけている。
　上海蟹のなかでも毎年最初に水揚げされる高淳湖産の価格は、それ以降に水揚げされる蟹の価格にも影響すると言われており、人気の高い陽澄湖産の価格も現在やや高値。しかし、高淳湖産は９月５日（火）に大量水揚げを控えており、その頃には高騰した価格も回復する見込み。
　陽澄湖上海蟹行業協会会長の楊維龍氏は、ことしの水揚げ量は２００～３００トンになる見込みで、昨年の１００トン強を大きく上回ると話した。市の水産行業協会は、ことし上海市場での上海蟹販売量は５万トンを上回ると予想している。
（8月25日）

～上海ジャピオン9月1日発行号より