上海市長寧区人民法院は、2017~19年において、ネットショッピング上のコピー商品に関する訴訟件数を発表。19年の訴訟件数は238件で、17年の17倍近くに上ったことがわかった。
同法院によると、訴訟が発生したのはネットショッピングサイト「拼多多」が最多で全体の72%を占め、次いで「淘宝(タオバオ)」が20%と多かった。対象になった商品は食品が約半数で、訴訟内容は買った商品や生産している企業名が偽物だった、食品や化粧品の生産許可証が付いていないなど。また海外からの輸入商品に関する訴訟では、タイの商品が最も多く、日本、アメリカが続いた。
国家統計局によると、19年1月~11月におけるオンラインショッピングでの商品売上額は7億6032万元。国内全体の売上の約20%を占めるまでに拡大している。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2020年1月17日発行号