新型コロナのワクチン開発 12月に中国で販売の可能性

中国国内の大手化学試薬事業会社「国薬集団」が8月20日(木)、新型コロナウイルス感染症に対する不活化ワクチンの第3相試験をペルーにて開始することがわかった。

国際臨床第3相試験終了後、新型コロナウイルス不活化ワクチンは承認プロセスに入り、今年12月末までには中国市場で発売する計画。価格は1本数百元、2回接種でも1000元以内に収まる。ワクチン1回接種で有効性は97%で、抗体が徐々にできあがり、2回接種でほぼ100%に達するという。

現在同集団中国生物北京生物製品研究所の同ワクチン製造工場は、国家関連部門のバイオセーフティ検査に合格、使用条件が整っており、現在の研究・開発が成功すれば、その後は大量生産ができる状態。なお同集団は、アラブ首長国連邦でも、6月23日(火)から国際臨床試験の第3相を開始している。

(写真は新浪より)

~上海ジャピオン2020年8月28日発行号

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