上海市内の各大学が10月1日(木)の中秋節に向け、同日に食べる「月餅」の販売を開始。各大学が趣向を凝らした味の月餅を手作り販売していることがわかった。
月餅は中国の伝統食品で、1年に1度は必ず味わいたい季節の味だ。アズキやブタ肉の餡が定番だが、近年は趣向を凝らしたものが登場。「同済大学」では、過去最多となる36種類の月餅を用意。蟹粉、牛肉カレー、マスタードハム味などの餡があり、価格は1個7~10元だという。また「華東師範大学」でも、ペッパービーフやワインラズベリー餡などの新たな味を作り出し、昨年と同様の4万個の販売計画を立てている。さらに「上海中医薬大学」では見た目にもこだわり、月餅の上に校章の模様や、太極拳、八卦といった中国の伝統を伝えるマークを入れている。
中秋節までまだ時間はあるが、各大学内ではすでに売行き好調だという。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2020年9月25日発行号