公共衛生管理条例が施行 病歴隠蔽や隔離逃亡に措置

上海市人民代表大会常務委員会は、今後大規模な疫病が流行した場合における公共衛生の管理体系を定めた「上海市公衆衛生応急管理条例」を、11月1日(日)から施行したことがわかった。
同条例では今回の新型コロナウイルス感染症の流行を教訓に、公共衛生の管理方法及び責任の所在を明記。また呼吸器感染症流行時のマスク着用や社会距離の保持、手洗いの周知徹底のほか、公衆衛生社会のために関連部門やメディアが広報や教育を行う責任を負う必要があるとしている。
今回可決された条例では企業・団体だけでなく、個人にも法的責任を規定。個人が病歴や感染リスクの高い地域への旅行・居住歴を隠蔽した場合や、隔離治療や経過観察から逃亡した場合、医療費補助が受けられなくなるなどの措置が取られるという。

(写真は新浪より)

~上海ジャピオン2020年11月6日発行号

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