上海市衛生健康委員会は、10月に伝染病に感染した人が3972人で、うち8人が亡くなったことを最近明らかにした。
中国では伝染病をウイルスの伝播方法や強さに応じて、ペストやコレラの甲類、新型コロナウイルス感染症やはしかなどの乙類、インフルエンザや風疹などの丙類の3種類に分類。死亡例の内訳は7人がエイズ、1人が肺結核。新型コロナウイルス感染症の感染者はいずれも輸入症例の175人だった。また同委員会は、年末に掛けて同感染症のほか、インフルエンザや感染性の腹痛にかからないよう、市民に注意を呼び掛けている。
ほか、復旦大学附属華山医院感染科主任の張文宏医師によると、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの併発例が最近確認されたことに関し、2つの病気を併発する例は同感染症第1波の時点で報告されており、特別心配する必要はないと話している。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2020年12月4日発行号