上海市では、3月10日(水)から5日連続で平均気温が10度を超えたことから、気象学上同日に春入りしたことがわかった。
市の平均春入り日は3月17日。今年は例年よりも1週間ほど早まっている。また市では、街路で咲き舞い散る花の風景を市民が楽しめるよう、落花したサクラを掃かない「サクラ景観道」5カ所を公表。期間中は送風機などを使用して路上の花弁は残しつつ、紙クズやタバコの吸い殻のみを掃除する。対象は静安区の永和東路、浦東新区の新躍路、楊浦区の江湾城路、宝山区の永楽路、松江区の滨湖路。合計で3300㍍に及ぶこれらの道路では、ソメイヨシノや中国原産のバラ・ロサ・キネンシス(月季)などが3月下旬から4月上旬に掛けて見頃を迎える。
市緑化と市容管理局はサクラやウメなど40種類以上の樹木を道路に植え、市内の景観美化を推進している。
(写真は新浪より)
~上海ジャピオン2021年3月19日発行号