上海市を含む中国各地では6月14日(月)に端午節を迎え、中国の伝統にちなんだ催しが行われた。
市宝山区羅店鎮美蘭湖では「第十五回上海宝山羅店ドラゴンボートカルチャーフェスティバル」が開幕し、2015年に市の非物質文化遺産保護リスト入りした奉賢区青村鎮の民俗舞踊『想蓮情緣』など、市内各コミュニティによる中国の伝統的なパフォーマンスが披露された。ほかにもドラゴンボートやフリーマーケットなど様々なイベントが催され、訪れた市民は年に一度の端午節ならではのムードを楽しんだ。
また浦東新区の「上海野生動物園」では端午節に欠かせない粽(ちまき)が動物たちにもふるまわれた。動物用の特製ちまきはバナナの葉に果物や野菜、肉、穀類などを包んだもの。カバやアフリカゾウ、フェネックなど、様々な動物たちがちまきを食べる可愛らしい様子が、来園者たちの人気を集めたという。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年6月18日号