上海市松江区や青浦区などの居住区で最近、野生のタヌキが多数出没し、市民を困らせていることがわかった。
野生タヌキの目撃情報は、昨年頃から急増。松江区では今年、少なくとも100カ所以上の居住区で目撃され、しかも数匹まとまって見掛けるという。タヌキは池の水を飲んだり、野良ネコのエサを盗み食いしたりするだけでなく、通行人にケガを負わせたり、ペットを殺したりする例も報告されている。
しかしタヌキは国家二級保護動物に指定されている動物で、むやみに捕獲できないことから、野生動物保護職員らは市民に対し、タヌキを刺激せず、餌付けも行わないよう指導している。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年7月9日号