江蘇省南京市に構える南京禄口国際空港を中心として、新型コロナウイルス感染症の市中感染が最近発覚。市衛生健康委員会によると、7月20日(火)~8月2日(火)10時半時点で、同感染者が215人に上ることがわかった。
内訳は、同空港のある江寧区が184人、溧水区が12人、その他の区が19人。同委員会によると、7月10日(土)着国際便の乗客が新型コロナのデルタ株に感染しており、それが空港清掃員に伝播。この清掃員が感染予防を怠ったことで同僚、そして同空港を利用した国内線の乗客にも広まったという。その後、遼寧省瀋陽市や大連市、湖南省張家界市などにも同感染症が拡大。これを受け上海市では最近、公共バスや空港での体温チェックなどを強化している。
ほか市浦東新区の浦東国際空港で2日(月)、同空港国際線貨物機の関連職員が、同感染症に感染していることが判明した。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2021年8月6日号