上海市を含む長江デルタ地区を７月末に襲った台風６号〝インファ（煙花）〟の影響で、市特産品であるオウトウ（黄桃）の価格が例年の50％増となっていることが最近わかった。

市のオウトウは通常、５００㌘７元ほど。しかし今年は、７月24日（土）に浙江省に上陸した台風６号の影響で果実が落下し、５００㌘当たり10元にまで高騰している。上海林業部門によると、台風通過後、オウトウの25％、ナシの30％が落果。市では、果物の生産効率を高めようと技術開発を進めているものの、現時点で台風被害を確実に抑える方法はないという。（８月11日）

 

～上海ジャピオン2021年8月20日号