上海市の果物販売業協会が発表した最新の市場調査によると、この3年間、市内で開業した多くの果物店が相次いで閉店しているという現象が明らかになった。寿命の長いものでも1~2年、最短では開店3カ月で閉店というケースも見られた。
同協会の潘副会長によると、現在市内の果物店は、地域分布の均衡性に欠け、場所によっては1本の通りに3~4店舗が密集している状態。一部の果物店店主は、1店目が成功するとすぐに支店を出し、時には両店舗が50メートルしか離れていないこともあるという。このような不均衡が、短命の主な要因と見られている。
また、果物店は、路上の行商に比べてコストも大きく、店舗の密集は資源の浪費という声も上がっている。
(10月10日)
~上海ジャピオン10月13日発行号より