ペット排泄物が新たな問題 市内環境の満足度調査から

 生産やサービス活動の品質向上を推進する上海市質量協会が、市内で行った第三期市環境満足度調査の結果を公表した。これによると、市民の満足度が特に低いのは、市場、建築物、道路環境の3つ。また、「ペットの排泄物」が新たな環境問題として、市民に認識されていることが分かった。
 同調査の有効回答数は、10469件。質問内容は道路、居住区、市場、交通など、11の大項目、30の小項目に渡った。
 公園緑地管理部によると、現在「ペットの排泄物」は「露店の乱立」よりも深刻な環境問題となっており、こうした内容の投書も後を絶たないと言う。だが、現状では対策も少なく、この問題に対する法規定の制定が求められている。
 大項目中、満足度が最低だったのは市場で、「不衛生」や「露店の乱立」が問題として挙げられた。市環境部門は近年、露店の駆逐に力を入れてきたが、これらの店は流動性が高く、解決は難航している。同部門は引き続き、露店問題の対策を進める方針。
(10月13日)

~上海ジャピオン10月20日発行号より

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