上海市人口計画生育委員会によると、上海市内居住人口の今年度出生数は13・1万人に達し、目標の12・7万人を4000人余り上回る見込みとなった。また来年度の出生数は、今年度よりさらに6000人増加し、13・7人に達すると見られている。この出生数の増加傾向は、2015年頃まで続く見通し。
出生数増加の主な要因は、外地から市内に流入した住民の出生数増加と見られている。同数値は、ことし上半期で2・43万人となり、昨年同時期比41・28%増となった。
ことし6月に行われた調査によれば、市内140万人の18歳以上の一人っ子が望む子供の数は1・46人で、全国平均の1・7人、国際平均の2・1人を下回っている。華東師範大学の王大犇副教授は、職業や文化レベルが高いほど、子供を持つ願望は薄い傾向にあると話した。
(10月19日)
~上海ジャピオン10月27日発行号より