上海市を含む中国各地では6月7日(金)~9日(日)の3日間、全国統一大学試験「高考」が行われ、市では昨年とほぼ同じ約5万4000人が受験した。
閔行区七宝中学校の試験会場では、揃いの赤いTシャツを着た教師たちが、ハイタッチやハグをして受験生を激励し、見送った。また別の会場で赤いチャイナドレスを着ていた母親は、験を担いで日替わりで着る3色のドレスを用意していると話した。一方、警察は3000人以上の治安部隊を動員し、試験会場付近の交通整理だけでなく、例年起こる不測の事態に備えた。今年は特に、身分証忘れや有効期限切れ発覚の際にすぐ仮証明証が発行できる専用のシステム〝緑色通道〟を開設し、試験初日には実際に活用される事態が相次いだ。また白バイで大至急忘れ物を届ける場面も見られた。そのほか今年は不正防止のため、全試験会場に監視システムが配置されたという。(6月7日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2024年6月14日