上海市普陀区の長寿路派出所が、24時間営業の火鍋屋「海底撈」内に、気持ちを落ち着かせる部屋「冷静屋」を設置したことがネット上で話題になっている。
「海底撈」に置かれたこの「冷静屋」では、泥酔した客同士でケンカが始まったときに店員が当人たちを部屋へ連れて行き、解決を目指す。別室に連れていくことで客もクールダウンし、落ち着くことができるという。この部屋設置後、同店での通報率は、16%減少したという。
長寿路は24時間営業の飲食店が多くあるため、夜中の酔っ払い同士のケンカや騒音問題での通報が多い。同派出所では、夜中の見回りを強化するなど街の安全に力を入れている。(10月15日)
~上海ジャピオン2024年10月25日号