上海市発祥の老舗洋菓子店「克莉絲汀(クリスティーン)」は、12月27日(金)を持って上場を取り消されることを発表した。
同店は1993年に創立。外資企業が投資したベーカリーブランドの1つで、西洋式の技術を通してパンやケーキ、月餅などを販売して人気を得ていた。全盛期には市に300店舗、浙江省杭州市に100店舗など、国内で1052店舗を構える人気店だったが、22年12月には200店舗余りが営業不振で営業を停止していた。専門家は、伝統的なベーカリーブランド店が消費の流れの変化に追いつけず売上が低迷したと分析する。
また、日本のメーカー「ヤクルト」は上海市のヤクルト上海工場を閉鎖することを発表した。事業を江蘇省無錫市など中国国内の別の拠点に生産を移行し、拠点を集約することで固定費を減らす目的だという。(12月15日)
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2024年12月20日号