市衛生局は9月16日(水)、新型インフルエンザ(H1N1)のワクチン接種について、
9月末より優先接種対象者を中心に、順次開始することを発表した。
優先接種対象者は小学生・中学生・高校生や60歳以上の高齢者のほか、
上海万博開催予定地で働くスタッフやボランティア、医療従事者、小中学校の教職員、港湾の検疫従事者などで、
国家衛生部の計画のもと、無料で予防接種が行われる。
この予防接種は11月末には完了する見込み。
また、優先接種対象者以外では、自費による予防接種を推進する計画となっている。
なお世界保健機関(WHO)の統計では、新型インフルエンザは現在、世界全体で約27万人が感染し、
中国では7000人あまりの症例を確認。
これに対し専門家は、新型インフルエンザの感染力は強いものの、
ウイルスはそれほど強力ではないとし、過度に恐れる必要はないと強調している。
(9月17日)
~上海ジャピオン9月25日号より