国内線の遅延状況を発表 上海では2カ月で86便

 中国民用航空局は5月12日(水)、全国主要空港における国内便の遅延状況を初めて発表した。
その結果、2月10日(水)~4月30日(金)まで、上海では浦東空港で45の運行便、
虹橋空港で41の運行便が遅延率50%以上だったことが分かった。
 遅延しやすいのは主に北京、広州、深セン行きで、
ほかに瀋陽、大連、ハルビン、長春、マカオ、天津行きでも多発。
遅延率が最も高い航空会社は東方航空で17運行便が遅延率50%以上だったが、
便自体が多いためという見方が強い。
 民航局の規定によると、航空会社に起因する遅延で毎月2度の警告を受けた運行便は、
翌月から運航停止処分を課すという。
さらに、4時間以上の遅延となった場合は、甚大な影響をもたらしたとして、
即運航停止とし、今後申請は受け付けない。
なお、現在のところ、同処分を受けた運行便はまだない。
 一方、民間航空の関係者は、
遅延原因の40%は民間航空の空域が20%しかないことによると主張。
航空局には根本から遅延原因の改善を進めることを求めている。
(5月13日)

~上海ジャピオン5月21日号より

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